生ローヤルゼリーの弱点とは
栄養価が非常に高い生ローヤルゼリーですが、弱点がないわけではありません。
まずロイヤルゼリーとは、女王蜂のために、働き蜂が作るクリーム状の食料のことです。
ハチミツと違い色は乳白色です。
年齢の低い働き蜂は花粉や花の蜜を体内に取り込み、自らの分泌物と混ぜ合わせることで、ローヤルゼリーを合成します。
このローヤルゼリーは多くの栄養素が豊富に含んでおり、女王蜂や女王蜂の幼虫にだけ与えられます。
幼虫なら巣穴に、成虫となった女王蜂なら口移しで供給されます。
卵や孵化直後の幼虫は、女王蜂と働き蜂で特に差異はありません。
しかし働き蜂は生まれてから3日間の間「ワーカーゼリー」とよばれる餌を与えられ、これ以後は花の蜜や花粉を食するようになります。
その一方で女王蜂は、生まれてから死ぬまでローヤルゼリーだけを食べ続けます。
女王蜂は「王台」という女王蜂専用の巣穴に産み落とされただけの幼虫ですが、ローヤルゼリーを食べることによって働き蜂たちと異なる成長を遂げます。
寿命が延び、体は大きく、産卵機能をもつのです。
働き蜂と女王蜂を分けるのは、ローヤルゼリーを摂取するか摂取しないかそれだけなのです。
そして生ローヤルゼリーというのは、この女王蜂に与えられるローヤルゼリーに、ほぼ加工を行わずに製品化されたものなのです。
最低限の殺菌とろ過が行われただけであるため、純度が高く、栄養価は高いままです。
しかし加工が行われていないということは、人が利用しやすいように手を加えられていないということです。
生ローヤルゼリーは酸味が強く、舌を刺激するようなピリピリとした感覚があります。
味覚はそれぞれですが、大多数の人はおいしく頂くのが難しいでしょう。
また非常に繊細な食品でもあるため、保存が難しく、光・熱・空気に触れるなど様々な要因で酸化が進み、あっという間に品質は劣化していきます。
さらにローヤルゼリー自体、大量生産ができない、貴重な天然食材です。
そのため値段が高くなりがちですが、それでも加工がなされている乾燥ローヤルゼリーや調整ローヤルゼリーは比較的安価です。
しかし生ローヤルゼリーは、管理の難しさもあり、ローヤルゼリーの中でも最も稀少とされていて値段が高いのです。
継続的に服用するには、コストがかかるというのも弱点の一つでしょう。
また知っておきたいローヤルゼリーを購入できる場所についても参考にご覧ください。